BL レビューブック

BLに関する媒体について、私なりに感想を述べていきます!よろしければ、参考にして色んな素敵BLと出会ってください。

「保護」 林欣甫 ★日本語訳 「ダークブルーとムーンライト」挿入歌

 

以前の記事

 

aaaakna.hatenadiary.com

 

 

で紹介しました台湾のBLドラマ「ダークブルーとムーンライト」の挿入歌があまりにも素敵なので紹介していきたいと思います!

 

★後半かなりネタバレあります

 

 

 


林欣甫MaxLin《保護》Official MV - 「深藍與月光」插曲

 

「保護」

製作人:薛忠銘
作詞:葛大為
作曲:金大洲&姜海威
編曲:George Leong

 

★對不起那句 傷人的話 終究沒能忍住

ごめん、こんなこと言いたくなかったけど、とうとう耐えられなかった。

 

傍晚的騎樓 人來人往 我只聽到妳哭

人の行き交う街中で、君の泣いている声だけが聞こえる。 


我是壞人 以為陪伴 應該就算付出

僕が間違っていた、尽くすことで君を愛したかったんだ。

 

妳只錯在 太愛我

大丈夫、君は愛していると錯覚しているだけさ。


目送我飛 相信這叫 專注

歩き出す僕の背中を見送ってほしい。こうするしかないと信じよう。

 

妳可以怪我 給的承諾 不算數

約束を守らなかった僕を責めていいよ。


但別懷疑我 此刻比妳 還孤獨

だけど分かってほしい。

この瞬間も僕はひとりぼっちなんだ。


我們都不堅強 也不擅長說謊

僕たちは強くない。嘘をつくのも上手くない。


明白了愛妳 只有離開 才能保護

やっと分かった。愛しているから、離れてこそ君を護れるんだ。


妳可以笑我 說的永遠 多倉促

ずっと一緒にいたくて、1人空回っていた。笑われても仕方ないな。


但別責怪我 想用祝福 作結束

でも許してほしい。君の幸せを祈って終わりにしよう。

 


這一段日子 多少感觸 都歷歷在目

あの日々の記憶、なにもかも僕の心に住み着いている。


因為我愛妳 放手是我的 保護

愛しているからこの手を放そう。遠くから君を守っているよ。

 

 ★繰り返し

 

 

 妳可以怪我 給的承諾 不算數
約束を守らなかった僕を責めていいよ。


 
但別懷疑我 此刻比妳 還孤獨
だけど分かってほしい。
この瞬間も僕はひとりぼっちなんだ。


 
我們都不堅強 也不擅長說謊
僕たちは強くない。嘘をつくのも上手くない。


 
明白了愛妳 只有離開 才能保護
やっと分かった。愛しているから、離れてこそ君を護れるんだ。


 
妳可以笑我 說的永遠 多倉促
ずっと一緒にいたくて、1人空回っていた。笑われても仕方ないな。


 
但別責怪我 想用祝福 作結束
でも許してほしい。君の幸せを祈って終わりにしよう。


 
這一段日子 多少感觸 都歷歷在目
あの日々の記憶、なにもかも僕の心に住み着いている。


 
因為我愛妳 放手是我的 保護
愛しているからこの手を離そう。遠くから君を守っているよ。

 


我再捨不得 也得殘酷 妳才能幸福

想い続けるのも悲しくなるだけだ。君が幸せならそれでいい。


因為我愛妳 放手是我的 保護

愛しているからこの手を放そう 。遠くから君を守っているよ。

 

 

 

 

 

 中国や台湾の歌は日本と違って歌詞を繰り返していることが多いですね。

 

かなり意訳している部分もありますが、切ない恋の歌ですよね…!(これを書きながら、切ない想いに胸が痛い)

 

まさに品軍のためにつくられた歌と言っても過言ではない!

 

 

品軍は海青に尽くして愛して、でも海青の気持ちが自分に向いてないと分かって、苦しみ抜いた末、身を引いた。

 

尽くすことこそが愛の証だとおもっていたけど、皮肉にも海青はそんな品軍の気持ちに応じるため彼に恋愛感情があると思い込んだ。

 

それを理解した品軍は愛してるからこその決断。自分は隣にいるべきじゃない、遠くから見守ろうと。

 

海青の幸せを願って、その言葉を別れにする。

 

 

辛い別れだけれど、お互いのためを思った強くて優しい決断ですね。

 

いつか記事にするつもりですが、最終回最後のシーン、品軍が海青に別れを切り出す際の言葉が本当に素敵で、ずっと忘れられません。

 

海青を包み込むような愛が伝わってくるセリフがあるんです。

 

ぜひ紹介したい…!知ってほしい品軍の潔さ、愛の深さ!!

 

 

 

 

意訳しないと不自然な文章になるので、私の考え方も少し入れつつ翻訳しました。私の中国語能力もまだまだなので、もし間違いがありましたら教えて頂けると幸いです。

 

直訳の中国語の意味の方がもっとストレートに気持ちが伝わると思うので、これもまた直訳バージョンを紹介する記事を書きたいと思います!

 

 

また林欣甫(Max Lin)は他にも耳に心地よいラブバラードが多いので、ほかにも聴いてみてくださいね。

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、少しは私の品軍愛が伝わったでしょうか?笑

 

 

また次回、私の溢れ出る品軍愛をお伝えできたらいいなと思います。

 

 

 

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

 

 

ダークブルーとムーンライト(深藍與月光)あらすじ&登場人物

台湾BL大ブームの火付け役となったテレビドラマ「ダークブルーとムーンライト(深藍與月光)」

 

 

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毎話約30分、全12話。

 

4人の超イケメンが登場する素敵BLドラマ作品。恋愛とはままならないもので、少しタイミングがズレるだけで運命が変わる、胸がぎゅっとなるお話です。

 

 

 

<登場人物>

 

主人公「海青(ハイチン)」、18歳で浪人生。絵を描くことが好きで、美術学科を受験したいと思っている。

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「言飛(イエンフェイ)」、大企業のエリート。ジムのプールで溺れているところを海青に助けられ、彼に運命を感じる。

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「品軍(ピンジュン)」、大学4年。明るく人懐っこい性格で、海青が通う美術教室で人体モデルのバイトをする。そこで海青と知り合い、彼に惹かれる。

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「Jimmy(ジミー)」、言飛の長年付き合っている恋人。開放的な性格で、言飛の気を引くため他人と曖昧な関係をもっていることを仄めかす。

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このイケメン4人で複雑な恋愛を展開させるんです!!ほんと絡み合ってる!

 

映像化されるBL作品って基本、映画やOVAの形で1、2時間くらいなんです。

だから展開が早いし、話の流れもなんとなくわかりますよね。

 

でも、この深藍與月光は12話かけてじっくりと4人の人間性や関係性を描いていて、最後には彼らが下したそれぞれの選択に胸が締め付けられるような切なさを覚えます…。

 

一つ一つのセリフにその人物の個性が出てましたね。私は特に品軍のセリフにハートを何度も撃ち抜かれました…!

後々紹介したいと思いますが、ただの甘いセリフじゃない、人生を生きる上で大切なことを教えてくれるような素敵な言葉が沢山あります。

 

映像も美しく、タイトルにあるように全体的にブルーの印象が強かったかな。芸術性を感じる作品です。

 

そして、ご心配なく!しっかりえろいサービスシーンもあります!ただそんなシーンですら美しい…!!

このドラマに興味のある方はYouTubeで検索してみてください、その場面にこのドラマの魅力が集約されています!

BL作品ってキスシーンとか絡みシーンで、やっぱり俳優さんの抵抗感が伝わってくることが多いけど、この作品では俳優さん皆さんノリノリでやっちゃってるのが美味しいんです…!

 

 

詳しい内容はここでは書きませんが、BL好きの皆さんはきっと夢中になること間違いなしでしょう!現に私もそうです!

私の品軍愛を伝えるべく、今後も投稿を続けていきたいと思います!

 

 

このドラマ、日本語で見られるのかな?中国語バージョンはYouTubeに全話上がってるみたいですね(2018年1月現在)。私はchocoTVという台湾のドラマ視聴アプリを利用しました。

 

興味のある方は是非ご覧下さい^ - ^

 

 

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LIFE 線上の僕ら《BLCD》

LIFE 線上の僕ら 

原作・イラスト: 常倉三矢

キャスト: (伊東晃) 新垣樽助×興津和幸 (西夕希)

 

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あらすじ:

幼い頃から死ぬまでの二人の一生を描いたお話。学生時代思いの通じ合っていた二人が、社会に出て世間の価値観揉まれ…。歳を重ねていくごとに変化していく二人の愛情表現や価値観に注目です。

 

原作未読。

 

このお話は二人の年齢によって区切って話を進めて行く形です(例えば21歳の俺ら~)。

 

中学高校大学そして社会人と年代によって考え方や二人の関係も変化していくのが感じられて、まるでアルバムを見返して思い出話を聞いているような感覚になります。

 

学生時代、二人きりの世界観で生きていた時は生き生きしていて二人とも可愛いです。この線から外れて歩いたら、氷の剣山に落ちるぞ〜〜なんて言って遊んでたのは微笑ましかったな。

 

 

社会人になり、世間の価値観に揉まれ苦しむ様はリアルで切なかった。特に30代、やっぱり親の期待とか子供とか、将来への負担が募る感じがすごくリアリティあって、物語を自分と重ねて共感できると思う。

 

構成的に年代で区切ってあるのは時間経過を理解しやすい反面、それぞれの年代で起こる事件が淡々と進められていて、少し物足りない気がしました。

特にこのお話は現実味が強く読者も二人の感情を共感、感動しやすいはずなのに、盛り上がるべきシーンが淡々としていたり、そもそもなかったりと、とても残念だった…。

 

 

 

例えば(★ネタバレ→)二人がアラスカで再会するシーン。夕希もっと怒り狂っていいんじゃないかな。晃が数ヶ月、一年かけて夕希に誠意を伝えてやっと振り向いてもらえるくらいの方が現実味ある。夕希が意外とあっさり受け入れてて残念。

もう一つは晃が亡くなるシーン。夕希が晃をどれだけ愛していたか悲しむ姿を通して見たかったな。そこが一番のクライマックだと思うんですが、晃が亡くなったと思われるシーン後、まさかのすぐに数年後の年代へ話が移ってしまいました。夕希が晃を失って苦しむ場面が全くなく、ちょっとびっくりしました。

 

まあ夕希がずっと独白しているような感じなんですが、BGMもあまりなく、(実際はCDを聞いてるんですが)物語を見ているというよりは、本当に誰かの話を聞いているようで、少しつまらない部分が長かったです。特に前半。

 

 

全体的に見て、泣くほどではないですが感動できるお話だと思います。特にすごい事件が発生するわけではなく、現実感のあるゲイカップルの一生を描いたという感じです。

 

声優さんの演技についてはお二人ともお上手だと思いましたが、そもそもキャラクターが話の内容に合わず現実味のないキャラなので、仕方ないかもしれないけど、演技は少し大げさで自分的には嘘っぽく感じました。

50代の声質はあんまり若い頃と変わってなくてちょっと聞いてて何歳かわからなかったな。でもおじいさんになった時の声は素晴らしかったです。老人特有の掠れた感じとか、話すスピードとか。

 

 

自分なりに得点をつけてみました。各部門10点満点です。

 

声優の演技 5

キャラクター 4

内容 6

セリフ 6

音楽、効果音 5

 

 

総合的に見て10点中6点というところですかね!

 

 

まあ、人に勧めるほどでもないが、聞いて損はないと思います。

 

 

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!